『フェイスブック 若き天才の野望』を読んで
こんにちは、あうくばです。
ここ数日やんなきゃいけないことに追われて、ブログを書けていませんでした。
昨日読み終わった『フェイスブック 若き天才の野望~5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた~』の感想や思ったことについて書いていきます。
まずは、簡単に内容の紹介。
元雑誌記者の方が、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグを始め、多くの重要人物に取材をし書いた、Facebookの歴史についての本です。
2011年に出版された本なので、ここ数年の話は触れられていませんが、Facebookができるきっかけとなった、ザッカーバーグのハーバード大学時代から詳細に書かれています。
そのため、500ページほどある、厚めの本になっています。
読み切るのに約2週間かかりました。
自分がFacebookを使うようになったのは大学生になってからなので、すでに広まりよく使われているツールになってからでした。
Facebookが使われだした当初のアメリカでのインパクトは大きなものだったようです。
何よりも凄いのはザッカーバーグのビジョン。
ハーバード大学生のコミュニティとして始まったFacebook(当初はthe Facebookという名前でした)が、世界中の人々が使うSNSにまで成長する過程では、多くの困難がありました。
爆発的にユーザーが増えていくのに対応するための大量のサーバーの増設。
多額の買収提案を拒否し、投資家から独立し続ける勇気。
高校生・社会人にもユーザーの幅を広げる決断。
今や当たり前のニュースフィードを実装した時のトラブル。
様々な困難がある中で、大きなビジョンを果たすために努力をし続けていました。
ある人物はザッカーバーグのことを「いつでも次を目指して努力している」と言っていました。
小さな目標をたくさん立てて達成感を感じれるようにすることが、大きな目的を果たすコツ、みたいなことを時折聞きます。
しかしザッカーバーグは、小さな目標が無くても大きな目的のために努力していました。
また、SNSのプライバシーについて考えるきっかけになりました。
Facebookの発展には常にプライバシーの問題が伴います。
どの情報を誰に公開するのか、どうやってそれをコントロールするのか。
画期的なことは何事も反発が付きものなようです。
今のSNSに慣れた大学生にとっては、世界中の誰もが自分の写真を見れる状態が当たり前になっています。
しかし、SNSが広まり始めたころはそれが異常だったんでしょう。
今と昔どちらがいいのかは難しいですが。
(慣れると元々おかしかったことが当然のように思えてしまうのはいいことではないですけど)
文化・常識はどんどん変わっていくものですが、それを変えるきっかけになるのは大きな困難でもあり、そして莫大な成功にもなるんだな、なんて考えてました。
Facebookの革新性やSNSの持つ力についてとても勉強になる本です。
以上、よろしくお願いします。