SDGsのイベントに行ってきました。
どうも、あうくばです。
今日は、国連開発計画(UNDP)という、名前を見ただけでは組織名っぽくない、国連の一組織が開催したイベントに行ってきました。
『第1回SDGs×Youth 知ろう。語ろう。見つけよう。』というイベントで、学生や若手社会人が、様々な活動をしている13の学生団体と交流して、SDGsについて理解を深めようといった趣旨でした。
そもそもSDGsとは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略で、2015年から2030年までに世界中の市民が協力して目指す開発目標のことです。
「貧困を無くすこと」から「産業の振興」、「環境保全」、「やりがいのある仕事の推進」、「ジェンダー格差を無くす」などなど、17の分野の目標を立てています。
2000年から2015年までは、ミレニアム開発目標(MDGs)という別の開発目標があったんですが、2015年以降の新たな開発目標としてSDGsが設定されました。
MDGsの方は途上国に関する目標ばかりで、先進国はあくまで目標達成を手伝うような立場でした。
しかしSDGsは、先進国でも問題となっているような課題の解決も、目標の中に入っています。
日本だと「ジェンダー格差」や「持続可能な農業」が特に課題ですね。
「開発目標」という文言は入っているものの、従来の途上国の開発だけでなく、今後の先進国の発展の際にも考えていけない目標となっています。
そんなSDGsを自分のこととして考え、自分はどんなことをしてSDGsの達成に貢献するかを考えるイベントでした。
企業やNPO法人でSDGsに貢献する仕事・活動されている3人のゲストスピーカーによる講演もあり、興味深い話を聞くことができました。
自分なりのSDGsへの貢献のやり方を考えて、参加者でシェアする時間があったんですが、そこで面白いアイデアを見ました。
「2030年までに、国際協力が意識高いと思われないようにする」という目標でした。
確かに、「国際協力のサークルに入ってます!」とか言う学生は、意識高いと思われるものです。
しかし、物流が発達し世界中の物が買えるようになったり、インターネットで世界中の人とつながれるようになった今、気軽に国際協力ってできます。
たとえばフェアトレード。
途上国で生産されたものを、適正な価格で販売するといった活動で、売り上げの一部は生産者の育成に使われます。
イオンでフェアトレードのチョコが売っているので誰でも気軽にフェアトレードに参加できます。
イオンで国際協力ができるんですよ。
別にスーパーで買い物することは意識高くないです。
国際協力って言うと敷居が高い気もしますが、だれもが気軽に国際協力に貢献できるようになってきています。
この流れが加速すれば、SDGsの達成にも大きく近づくんでしょうね。
やる気満々の少数より、普通の多数の一般人のほうが大きなインパクトを作れると思います。
SDGsはまだまだ認知度が低いですが、取り組む企業も増えていますし、メディアで取り上げられることも多くなっているみたいです。
今回のイベントは第1回ということだったのですが、第2回・第3回も参加していきたいと思っています。
以上、よろしくお願いします。