経済学部生は数学を学んでおくべきだと思います
こんにちは、あうくばです。
大学の授業が始まって、月曜日から金曜日まで経ちました。
第1回の授業が全て終わったわけです。
第1回の授業は、ガイダンスとして授業の説明をするだけで終わることが多く、あまり頭を使わない1週間でした。
前期でどんな内容の授業が行われるかを一通り説明を受け、1つ不満に思ったんですが、高校レベルの数学をやる授業がいまだにあるんです。
内容としては、授業でつかうレベルの数学をやるとのことです。
経済学には数学が必須です。
文系科目なのに。
経済学部を卒業するだけなら、数学がほとんど分からなくても何とかなるんですけどね。
教養科目や楽に単位を取れる科目を集めたりして。
しかし、ちゃんと経済学を学ぶためには、数学の理解が絶対条件だと思います。
とは言え、文系でも高校で学ぶレベルの数学に毛が生えたようなものですが。
そんな難易度の数学でも、大学3年生が取る授業でカリキュラムに含まれています。
これは本当にムダ。
経済学部の3年生にもなってまだそんなレベルの数学をやるんですか?って感じです。
ちょっとだけ詳しく自分の大学の経済学部の数学事情について書きますね。
私の通う大学は私立なので、経済学部などの文系学部の受験には、数学が不要です。
英語・国語の2科目が必須で、社会か数学から選択して受けることができます。
私立大学のみしか受けない受験生は、ほとんどが社会で受験します。
そして、私立大学の文系しか受けない高校生は、高校2年生(時には1年生)までしか、高校で数学を勉強しません。
要は、「数学なんて定期テストで赤点取らないために、数年前にちょっと勉強した。」みたいな学生が多いんです。
しかしそのような学生への配慮のためか、私の大学には1年生から取れる授業に、高校数学の復習だけの授業が半期で3つ(年間6つ)、復習+αの授業も半期で3つ(年間6つ)あります。
他にも、理系の高校生レベルの微分積分を扱う授業や、線形代数を扱う授業などがあり、数学の授業は十分に充実しています。
なのにも関わらず、3年生の経済学の授業で、高校レベルの微分積分などを復習するために、授業を丸々1コマ割いているのが現状です。
なぜなら、微分を理解していない学生がいるから。
私はこれが本当にムダだと思います。
1年生の時にも2年生の時にも、数学の授業だけでなく、経済学の授業でも基本的な数学をやる授業がちょこちょこあります。
そのため、何度も大学で高校数学をやっている学生が少なくありません。
これって時間がもったいなくないですか?
授業は半期15コマ、年間30コマと(文科省の基準で?)定められています
そんな限られた授業なのに、勉強していれば高校生でも分かるような数学を、大学生が何回も授業で教えられる。
そんなムダなことをするなら、数学を必修科目にすればいいと思います(少なくとも私の大学では必修ではありません)。
もしくは受験の際に、英語のように受験が必須なようにする。
このどちらかをやり、経済学部生は全員、必要な数学を身につけておくべきだと思います。
そして、経済学の授業では数学ではなく、ちゃんと経済学を集中してやる。
ただ、なかなか大学はやらないでしょうね。
特に受験科目の変更は。
なぜなら、一つの大学の経済学部だけが数学の受験を必須にしたら、世の中の多くの文系高校生は、その大学を受験しないで他の大学に行くはずですので。
でも、このままでは学生の勉強時間も教授の教える手間も、ムダがあるままになります。
必要なのに必須になっていない。
この現状は経済学の学者や、経済学部出身の大人たち、色んな人が問題意識を持って、改善へ向かってほしいと思います。
受験に数学が必須の国立大学の経済学部の授業は、こんなことになってないんだろうな~
以上、よろしくお願いします。