「経済学を勉強しても無駄」という大学生に言いたいこと
こんにちは、あうくばです。
自分も大学生のくせに生意気なタイトルにしてみました。
こんなことを言う大学生(時には大人)がたまにいます。
「大学で〇〇を勉強しても、就職したら役に立たない」と。
自分の友達の場合は「大学で経済を~~~」ですね。
特に最近は履修する授業を決める時期なので、大学で実際に聞くフレーズです。
本当に役に立たないのか、このことについてちょっと考えてみました。
私が大学で学んだ知識で、他人に勝る自分の強みと言えるものは、経済学に関する知識だと自負しています。
でも経済学の知識を使って仕事ができるでしょうか?
新社会人になった先輩たちを見ているとそうは思いません。
いかにアベノミクスの政策について詳しく説明できても、それを仕事にはできないでしょう。
例えば、GPA(成績の評価の平均点のようなもの)が約3.8(最大4)で、その成績によって学費が一部免除されていた、とっても優秀な先輩は、某大手保険会社に就職されました。
ですが、新入社員としてまずやったのは、保険業界について独学や研修での勉強だったそうです。
どうやら会社からの指示で、仕事のために新たに保険に関する資格も取ったらいです。
そんな感じで、経済学に関しては、学部レベルではあるものの優秀な成績を収めていても、就職すれば仕事のための知識を新たに身につけます。
また、この企業には偶然、高校の時の先輩も就職されています。
この先輩は教育学部出身で、経済に関する知識は一般教養レベルです。
それでも保険業界の企業で同じように働かれています。
就職してから新たに勉強するから、教育学部出身でも関係ないとおっしゃっていました。
つまり、大学時代に学んだ特定の分野が仕事に必須ということはあまりないんだと思います。
自分の周りには保険や銀行、証券業界に進まれる先輩が多いのですが、今まで大学で学んだ経済の知識が無いと働けないなんてことを聞いたことがありません。
これはメーカーや食品など、ほかの業界でも共通だと思います。
理系だったり大学院卒、弁護士等の資格が必要な仕事だと違うかもしれませんが。
要は、私は今のところ経済学では食べていけません。
就職したら仕事のために新たに勉強するはずです。
業界に関する知識以外にも、パソコンのスキルや営業の方法など、学ぶことは色々あるでしょう。
では、大学で勉強することは無駄なんでしょうか。
私はそうは思いません。
まず、教養が身につきます。
「アベノミクスって何?」って言ってるような社会人じゃ恥ずかしいですからね。
仕事のメインにはできなくても、仕事に活かせる時もあるでしょう。
少し話はそれますが、一般教養科目も大切なんだと思います。
そして、物事を論理的に理解し説明できるようになります。
これが大事。
これは経済学でも商学でも法学でも何でも通じるところがあると思います。
どんな学問にせよ、大学で本気で学ぼうとすれば、世の中の大多数には分からないことが理解できると思います。
その理解のために、様々なことを調べ読み、自分の言葉で解釈します。
そしてテストやレポートなどで、論理的に組み立て説明します。
簡単には分からないことを理解し論理的に説明するスキル。
この過程によって身につくスキルって社会に出ても使えるスキルだと思うんです。
これを身につけるために経済学とか商学とかを使うんだと思います。
経済学自体が目的ではありません。
そのために、所属学部の専門科目を集中して学ぶことが大切なんだと思います。
一つの授業から得られることってあまり多くないので。
何にせよ、楽に単位を取れる授業という理由で履修するのはもったいないです。
以上よろしくお願いします。